リリアは私が病院から帰って来たら、マユをつり上げて玄関で待ち構えていた。


当然だ。ハピネスにはより多くの仕事を手伝って貰いたいハズなのに、3日間の内初日も2日目も帰宅が遅かったんだから。


『お帰り天祢ちゃん………って、アンタ……』


『ごめんリリア……少しだけ時間ちょうだい………』


だけど泣いている私に何も言わないで更に時間をくれたのは、感謝しておこう。


私は体を持ち上げてまたベッドに腰掛け状態に戻すと、リリアは私の机のイスに座った。


……あの~~~…そんなに見られると、超戸惑ってしまうんですけど………