つらつらと放課後の事を考えていると、不意にそんな声が聞こえた。


目線を声がした方向に向けると、リリアがジッと私を見つめている。


「えっ……会っちゃダメなの……?」


「………別に…ハピネスの任務をちゃんとやってくれるんならいいけど……あまり入れ込むのはね……」


「へっ?ごめん、最後ら辺何て言ったの?」


よく聞こえなかったから尋ねたのに、リリアは何も言わずに私から目を逸らす。


「何でも。さてと天祢、そろそろ次の授業始まるから教室戻るわよ」


テキパキと仕事道具を片づけ始めるリリアに、私は胸騒ぎがした。