ハピネス

ラストを読み終わってパタンと閉じると、巴ちゃんがパチパチ拍手を送ってくれた。


「天祢ちゃん、絵本読むの上手ーー!惟万理ちゃんもお上手ーーー!」


彼女のキラキラした笑顔に、こちらの頬も緩む。


「ありがとう、巴ちゃん」


ああ…今本当に妹が欲しくて堪らないよ……


小さい子の癒しオーラにほのぼのし、笑顔で返した時、比嘉君がジッと私を見つめている事に気がついた。


私と惟万理は巴ちゃんのベッドの出入口側にイスを2つ並べて座っており、比嘉君と千熊君はその反対、壁とベッドの間に置かれたイスに座っている。


「比嘉君?」