アワワワワ……!!比嘉君に頭、撫でられちゃった!!//////


予想だにしていなかった展開に、私は今の空気も忘れて顔を真っ赤にさせる。


「んな動揺するなよ、早乙女。石仲も。今回の入院はちょっと長めけど、巴本人はあんなに元気なんだからさ」


「士源君、蝶々飛んでる~~~」


「あーーモンシロチョウだねぇ。6月にモンシロチョウって、珍しいなぁ」


比嘉君は私の赤面に気づかなかったのか、千熊君と蝶を見ている妹さんに優しい眼差しを向けた。


「比嘉君……」


「比嘉君、もしかしてシスコンさん?」


「オイ、石仲」