きっと、『またね。』

私には、産まれたときからの使命がある。

それは、いくつも前の最初の私が恋した、
ある人を見つけること。

そのために何度もこの世界に蘇り、前の私の記憶を持ったまま誰かを探している。

もちろん、そんな昔の人はとうに亡くなっているに決まっている。

分かっているのに、何故かまた生まれてきてしまう。

一体私はどうしたいのか、どうしたかったのか、ずっとわからないままの今を生きている。