きっと、『またね。』

「もういいわ。今日子さん、もう一度はじめから。」

…。途中からでいいではないか。

私は心の中でそう呟きながらもまた、弦に手をかける。

早く終わればいいなぁと思いつつ、今日も与えられたことをこなす一日になっていった。