学校の校門をくぐると前を恵子が歩いていたのが見えた。 「おはよう、」 後ろから恵子に話しかけた。 すると、笑顔で振り向いてくれた。 「杏樹、竜志くんとちゃんと話せた?」 「ううん、」 首を横に振った。 そういえば恵子に話してなかった。 「恵子、」 恵子を呼ぶと後ろから黄色い声が響いた。 振り向くとそこには、竜志くんの姿。