恵子が不思議そうに竜志くんを見てから私を見てきた。




「山峰ラブレター持ってなかったけど、本当に下駄箱に入れたの?」



「入れたよ。。」




恵子の言葉が気になって昇降口に向かい、竜志くんの下駄箱の前に向かった。


でも、私が入れた下駄箱の中にはラブレターは入ってなかった。




「あれ、おかしいな。。私入れたはずなんだけど……」



誰かが取っちゃったのかな?


周りをキョロキョロ見渡して探すけど、落ちてない。。



「俺の下駄箱になんか用?」


男らしい声をしていて、声をかけられた人の影に私は隠れた。