「取り敢えず、着替えといで?今日勇気が手配してくれた新幹線で大阪までかえるから…あ、着替えはこれな。俺が選んだやつやから気に入らんかもしれへんけど…」



そうか…今日から大阪に住むんだ。 



「はい…」


大河さんは、先に行ってると言って部屋を出ていった。



「毎回服用意してもらうの悪いな…」



ガサッ


あ…



袋から取り出した服は、昨日とまた違って露出控えめなニットのワンピースだった。


「可愛い…あ、そーだ」



机に置いていた物を手に取る。




サファイアのネックレス。



初めての贈り物。



いつの間にかこのネックレスは、私の宝物になっていた。