私の居場所



「……ん。…い…ちゃん!」


「んぅ…」


夢から現実に引き戻され、重たい瞼を開ける。


「唯ちゃん?やっと起きた…」


えっ?


「わっ!わわっ」


ドサッ


目の前に大河さんがいてビックリしてベッドから転げ落ちた。


「ったぁ…」


「唯ちゃん?!大丈夫か?」


グイッ


大河さんが手を伸ばしてくれ、起き上がらせてくれた。



「いやぁ、唯ちゃん寝たら帰ろうと思ったんやけどな…唯ちゃん俺の服掴んではなさんからそのまま寝てしもうて」


と照れくさそうに笑った。




私のせいか…