「ん…」


「やっと目覚めたん?」


関西弁…


でも大河さんの声じゃない



「ったく…急に連絡きたと思ったら金用意しろ言うもんやからビックリしたわ。おまけにその金で小娘1人買うてしまうんやもん…お頭何考えてんねん」




え?



「だっ誰?!」



そこには見知らぬ男性が居た。



「あれ?俺のこと知らんの?」



会ったこと…ないよね?


関西弁喋る人なんて大河さん以外知らないし…



ガチャッ



「お、やっと目覚めたんや」


入ってきたのは、包帯を巻いた大河さんだった。