何で…
「たい…が…さん?」
「唯ちゃん!」
そこに立っていたのは、息を切らした大河さんの姿だった。
「唯ちゃん?!何されたん?!」
私の姿を見るなり驚きを隠せない大河さん。
「おい、てめぇ誰だ?邪魔しやがって…生きて帰れると想うなよ?」
男は殺気だっていて、本当に人を殺しそう…
「それはこっちの台詞やわ…」
ビクッ…
この雰囲気…
初めてホテルで会ったときの怒った大河さんと同じ
いつもニコニコ笑ってる大河さんと別人みたい
「こいつを助けに来たのか?だがな、こいつは俺が買ったんだもう俺のもんだろ?」
そう言って、私を見る。
「ほんま腹立つわ…けどここは関東、俺が暴れていいところやないからな。だからこれで解決しようや」
ドンッ
大きな黒い鞄を男の前に投げた。
