私の居場所



「いっ?!」


男の行為に快楽なんてなかった。


痛くて悲鳴のような叫びが部屋に響く。


「いっ!痛いっお願いやめてぇ!!」



「俺はその、女の苦しむ顔が堪らなく好きなんだよ」


この人、狂ってる。



無理矢理のせいか、出血をしたらしい。



血が太ももを伝う。




痛すぎてまた、気を失いそうになる。




シャラン…


これ…



大河さんからもらったネックレス。





大河さん…今頃、私を探してくれてるのかな?




「たい…が…さん」


「あ?」



助けて…大河さん…