もう…私には帰る場所がない。
「そう落ち込むな、売る前にちょっと可愛がってやるよ」
「あーあ、頭の玩具にされちゃうなんて気の毒だね」
玩具?
何言ってるの?
「お前、今までその身体売ってきたんだろ?」
「なっ…何で知ってるの…?!」
「何でって…あかりに聞いたからな」
あかりって…お母さんの名前…
お母さんとこの男はどんな関係なの?
「経験豊富なんだろ?楽しませてもらうぞ」
ドサッ
「きゃっ!」
男は私に覆い被さり、抵抗してもびくともしない。
「いやっ…」
恐い…
恐怖で身体が震える。
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