「んぅ…」


ここはどこ?


頭がくらくらする。



「やっと起きた?お頭が待ってるよ」


「?!」



そうだ…



私、薬を嗅がされてそのまま気を失っちゃったんだ。




逃げなきゃ…


ジャラッ


「…っ」



足に鎖が繋がれていて動くことが出来ない。



「逃げようとしても無駄だって、もうすぐ頭が来る。それまで大人しくしてな」



頭?さっきから誰のことを言ってるの?



ここはどこなの?


逃げようにも鎖に繋がれていて動けないし…




ガチャッ



どうしようと考えているとき、扉が開いた。