『大河、水野唯の母親を調べてたんだが厄介なことになったぞ』
厄介なこと?
「どないしたんや!」
『水野あかり…アイツの母親は、実の娘を極道に"売った"そうだ』
なっ?!!
「何やて?!どっどこの組や!!」
『相手が悪いな…"神崎組"だ。しかも水野あかりはここの頭とできてやがる。こりゃ、殺し合いに成りかねねーぞ。相手はここ関東じゃトップ2の戦力を持ってやがるしそれに、アイツらは女子供も容赦なく殺す。今一番俺たちがマークしてる組だ』
"神崎組"名前は知っとるよ。
よりによって…えらいところに売ってくれたな。
「海斗、一旦切るわ。準備するもんがあんねん」
『あ、おい!大河!?』
海斗の言葉を無視し電話を切る。
さてと…
俺はある男に電話をかけた。
唯ちゃん、恐い思いさせてごめんな?
すぐに助けに行くから。
大河side END
