私の居場所



「いっ…」


「唯ちゃん?」



私の苦痛に歪む顔を見ると慌てて手を話した。


「…………腕見せてみ?」


だっダメ!!こんな腕見せられない!!


「だっ大丈夫です!」


バッ


私の言葉なんて無視して袖を捲られる。



「何やこれ」


「随分強く殴られたんだな、腫れてるぞ」



二人はまじまじと私の腕を見ている。




もとはといえば…




「昨日…あのままほっといてくれれば、こんなことにはならなかったのに…」




私を助けようとすることは




私を苦しめることなんだよ