「何で…貴方たちが知ってるのよ…」 「あ?こんなの裏情報を辿っていけばすぐ分かることだ」 だから…何でそんな情報もってるのよ… 「関東のトップがお前で良かったわ。ほんま敵にしたない男やわ」 そう言い苦笑する。 「トップ?」 私が首を傾げると、海斗という男がはぁと溜め息をついた。 「大河、お前何もコイツに話してないな?」 「まぁ、昨日は初対面やったし、怖がると思ってな」 何なの? この人たちは何者? 「俺らな… 極道やねん」 頭をハンマーで殴られたような衝撃が走った。