口止め料って…
「昨日といい今日といい、なんなんですか、貴方たちは!どうして私に構うの?!」
「知らん。俺は大河に頼まれてやっただけだ。別にお前がどうなろうと構わない」
黒髪の人が冷たく言い放つ。
ムカつく。
「海斗、言い過ぎやって。…何でやろな、唯ちゃん見てると何かほっとけへんねんなぁ」
は?
アンタのその軽い善意がどれだけ私を苦しめたか分かってるの?!
「おい、水野唯。その不細工面やめろ。それより、お前の母親は相当な借金を抱えてやがる。どれだけの男に貢げばこうも額が跳ね上がるのかねぇ…」
借金……?
「何や、唯ちゃん。知らんかったん?」
借金なんてしてたの??
今まで私が身体を売って得たお金は
全部男に使ってたの?
