「奈々……」
「おかえり!大河。白鳥組のこと何かわかったん?」
ぎゅうっ
俺の腕に自分の腕を絡めて抱きついてくる奈々。
「ただいま、奈々…唯ちゃんは?」
そう聞くと、一瞬奈々の表情が変わった気がした。
「唯ちゃん…もう帰って来ない…お母さんのところに帰るって…」
「?!」
"お母さん"?
そんなはずがない…
唯ちゃんの母親はまだ見つかっていない。
「酷いよね…大河があんなに良くしてあげたのに…もうあんな子はほっといて久しぶりに奈々と"イイコト"しよ?」
上目遣いで見上げてくる奈々。
「なんで…」
「え?」
