何の情報が入ってこないまま、時間だけが流れていった。 息詰まって、俺はいったん屋敷に戻ることにした。 モヤモヤしたり、イライラしてるとき 頭の中にはいつも唯ちゃんの笑顔が浮かぶ。 それだけで気持ちが軽くなる それほど 俺のなかで唯ちゃんが大きくなっていた。 唯ちゃんを守るためにも 早くこの未練を断ち切らな… 一刻も早く唯ちゃんに会いたくて 俺は車をとばした。