「ヒック‥うぅ」
「お前は本当によく泣くな…前はもっと強気な女だったのによぉ」
「海斗さん!大河さんがっ急に倒れて目覚まさなくてっ
!」
「寝かせてやれよ‥コイツも頑張ったんだ‥もう充分だろ?」
え?
何よそれ…
まるで死んだみたいにっ
「いやっ大河さん!お願い目を覚ましてよぉ!」
「おいっばか!そーじゃねーよ!コイツはお前探すのに3日は寝てねーんだよ。だから寝かせてやれって‥見てみろ幸せそうな顔して寝息たててるじゃねーか」
「あ‥」
本当だ…
スースー…
規則正しい寝息をたてながら眠っている。
「よかったぁ…」
「ったく、帰るぞ。」
軽々しく大河さんを持ち上げて歩き出した。
それに続いて私も駆け寄る。
終わったんだ
やっと
私の居場所に帰れる。