「唯ちゃん‥ごめんなぁ?怖い思いばっかりさせて‥」




申し訳なさそうに言う大河さんに私は思いっきり首を横に振った。




「違うっ違う違う!!謝るのは私の方ですっ私なんかのために‥ごめんなさいっ!」



また涙が溢れる。




どんだけ泣き虫なのよっ





ギュッ



?!



近くに大河さんの体温を感じる。


「大河さん?」



気づけば私は大河さんに抱き締められていた。





「"私なんか"の為やない。唯ちゃんだからや










唯ちゃん、俺‥唯ちゃんが好きや」







夢のような言葉。






欲しかった言葉。









「私も




大河さんが好きですっ大好きですっ」






涙で顔がぐちゃぐちゃ




そんなのも気にならないくらい嬉しすぎて‥






「ほんま?こんな嬉しいことはないわ‥」




そう微笑むと


ちゅっ



「んっ」




優しく唇にキスをした。