やだっやだっ
お願い
見ないでっ!!
涙が止まらない。
大河さんの‥好きな人の目の前で
こんな姿見られたくないよ!!
グッと唇を噛み締めた。
手は拘束されて抵抗できない。
口内に鉄の味が滲んだ。
唇を噛み締めながら今目の前に居る奴を睨み付ける。
こうすることしか出来ない自分は‥なんて無力なの?
「ふんっ言った筈だ。その顔は逆に興奮するだけだと。さぁ始めようや」
耳元で囁き、首筋を長い指先が這う。
「やっ‥」
恐怖と涙と怒りと色んな感情がぶつかりあって、頭が真っ白になりそうだ。
こんな姿見られたくない!
見られるくらいなら
死んだ方がましよ!!
ガリッ
私は、首筋をなぞりながら遊ぶその手に力一杯噛みついた。
