「この店の料理めっちゃ旨いから期待してえーよ」
注文し終わり、さっきまでウエイトレスに向けられていた視線は私に向けられた。
「別に…」
「そっけないな~…あ、名前何て言うん?」
この人本当に図々しい…。
「何で教えなきゃいけないんですか?」
「だって名前わからんと何て呼べばええか困るやん?あ、俺は柴崎大河や。」
柴崎大河と名乗るこの男…
一体何者なのだろうか。
外見は背が高くおまけに顔も整ってるし…お金も持ってて…何不自由してなさそう…
「なぁ、聞いとんの?」
「へ?あ…水野唯です」
とっさに名乗ってしまった。
