「唯ちゃん、身体大丈夫か?」
「私は大丈夫です。それより大河さんがっ」
絶対大河さんの方が辛いのに…
早くここから出て、大河さんを休ませないとっ
その考えは叶うわけもなく
「柴咲組…"ソレ"をどこに持っていくつもりだ?」
「あーあ、見つかってしもうた。」
声がする方へ振り返る。
ドクンッ
いつもの冷たい瞳。
私を人とも思ってない言葉。
白鳥組の頭。
「っ…」
身体が震えだす。
今までされてきたこと全部頭の中でグルグルと回っている。
「散々躾たのに…まだ主人に逆らうか。奴隷の分際で」
やだっ
もうあんな思いしたくないっ
「黙って聞いてればべらべらと…誰に向かって口聞いとんのや。」
ビクッ
空気が変わった気がした。
