ギイィィィ



重たい扉がゆっくりと開く。






もう覚悟を決めるしかない。






「?!」





「…何や、まだガキやないか」





現れたのは、容姿端麗の男の人…





この人が白鳥組の頭?





でも…雰囲気が怖い




私にも分かるくらいの殺気




下手なことをすれば一瞬で殺されそうだ。







コツコツ



革靴を鳴らしながらこっちに近づいてくる。





逃げたいのに逃げられない…






グイッ



「いっ!」



髪を思いっきり引っ張られ引き寄せられた。





「悪くない…俺を楽しませてくれよ?今日からお前は俺の奴隷だ」



ニヤリと不適な笑みを浮かべた。





ここからだ








地獄の始まりは……