屋敷のすぐ外には車が用意されていた。 「乗れ」 勇気さんに言われ、車に乗り込んだ。 あれ… 車の中は甘い香りに包まれていた。 甘くて頭がクラクラする。 意識が朦朧として 座席に横たわってしまった。 「……っ」 「本当に…馬鹿だよな」 え? 朦朧とする意識のなか上を見上げると 冷たい瞳で見つめて笑う勇気さんが写った。 私………騙されたの? 私はそのまま意識を手放した。