「…………」



海斗さんが出ていって部屋が静まり返る。





極道ってすごい危険なんだと改めて実感した。





柴咲組の人達は皆いい人ばかりだったから、悪いイメージが私の中から消されていたのだ。



シャラ…




大河さんがくれた最初で最後の贈り物。




私の宝物。






どうか…無事でありますように





私はここで祈ることしかできない。





事が済むまで大人しくしてよう。




これ以上迷惑かけたくないから…



胸に光るサファイアのネックレスを握りしめた。





でも







私は……疫病神なのかな?







神様はそれを許してくれない。