私の居場所



「な…奈々さん」



屋敷内には誰も居ないと思っていた。




「唯ちゃん…何で?何で約束破るん?さっき言ったばっかやん。何でどいつもこいつも…やっと一人消えたと思ってたんにっ」



え?





一人消えた?






奈々さんは息を荒げこっちを睨む。




「絶対渡さへん!あんたみたいな汚れた身寄りのない小娘なんかに絶対っっ」



ズキッ




汚れた…




わかってる。





そんなの自分が一番わかってる。





私は汚れてる。





本当は大河さんの横に居ちゃいけないんだ。





でも






やっぱり諦められないっ