おかあさまがいつもよんでくださるおはなしはね、 いつもここからはじまるの むかしむかし、あるところに、 昔々、ある所に、それはそれは大きな森がありました そこに住む人々は、誰もが幸せで平和な日々を送っていました しかし、それは、ある日、突然に現れたのです その日は、とてもよく晴れた、気持ちよい初夏の日でした しかしそこに突然、どこからともなく、炭のように真っ黒な雲が現れて、真っ青だった空を覆い、ついには太陽までも隠してしまいました 森は、闇に覆われてしまったのです