父は、私達の方を見た。
動揺してた。見られたって顔をした。
そして、これは知り合いから貰った物だとか、言い訳を始めた。
しばらくして、宿場のおばちゃんに連れられ、食堂に行った。
「ごはん、たべなさい。」
そう言われて、他のおじさんがいる中で食べた。
お姉ちゃんは、ずっと泣いてた。
多分受験のことだ。お姉ちゃんは、
市内でも、上位5位以内入る高校を目指してた。この事で気が動転しているのだろう。
そんな姉を見ながら、あたしも出された
食事を黙々と食べた。
周囲からは憐れみの声があった。
「可哀想になー。」
「本当だな。」
