何回目かに開いた途端、震えた携帯。


画面には


【メールを受信しました】

受信:鷹斗

『今、帰ったよ。』




メールの内容を見た瞬間、これも嘘かと更に落ち込む。


もやもやした私は気づけば鷹斗への発信ボタンを押していた。



「どした?」


意外にもすぐに電話に出た鷹斗。


「おかえり。」


「おぅ。」


いつもと変わらない鷹斗に悪い夢を見ていたんじゃないかという気にさせられる。


「用事済んだの?」


「…あぁ。直也の買い物に付き合わされただけだから。」


「…そっか。」


さっきのはじゃあ何?


鷹斗を失いそうで聞けない私。


「鷹斗、逢いたい。大好き。」


「俺も大好きだよ。」






ねぇ、鷹斗。


どこまでがホントなの?




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