「はぁ〜。

 まじ愛理が何考えてんだかわかんねぇ。」


「何も考えてないよ?」


「そのせいで俺が踊らされてんだろ?」


「痛っ。」


鷹斗にデコピンされた私は腰掛けていたベットで倒れてしまう。


「本気で痛いし。」


少し涙目になりながらおでこをさすり鷹斗を見上げると…

上から覗き込むように鷹斗は私にまたがるような体制になった。


「ちょっ、何してんの?」


「別にぃ。」


そう言いながらも鷹斗はどけようとはしない。


「なぁ、愛理って俺の事、好きで付き合ってんだろ?」


真剣な鷹斗の瞳に吸い込まれそうになりながら私は頷いた。


「俺も愛理が好き。

 食べちゃいたい位。」


そう言って私に落とされた甘いキス。


そのキスはホントに甘くって嫌な事も全部忘れさせた。


誰に卑怯だと言われてもいい。


鷹斗が私のそばにずっといてくれさえいたら×××




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