「じゃあいいのかな？」
「いいも何も…鷹斗は愛理と別れる気ないみたいだしさ。
いいんじゃないの？」
そう言って真紀は立ち上がり
「じゃ話はそれだけだから私は帰るわ！」
そう言い残し真紀は帰って行った。
呆気に取られるほど真紀とはすんなりと和解できて何だか拍子抜けしてしまう。
……私、鷹斗のメール無視したままだ。
気になるから電源も落としちゃったし。
携帯に手を延ばし電源を入れるとすぐメールを受信した。
…鷹斗からのメールだ。
『昨日真紀からもわけわかんない話聞いて、もしかして愛理から返事来ないのもそのせいかと思ったんだけど、言いたい事あるならはっきり言えよ。』
…もしかして怒ってる？
そしてもう１つのメール…。
『帰り寄るから会って話そう。』
ちょっと怖いなと思いながらも早く会いたくてたまらなかった。
時計を見ると１時過ぎ。
ちょっと身嗜みでも整えて待ってようかな？
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