なんとか、校門までこれた私たちは、中学の事や部活をどうするかなど他愛もない話をしながら歩いていた。 「私、ここの駅から電車なんだ!」 「そーなんだ!私はもう少し歩いた所が家なんだ!これからはここでバイバイだね」 「そーだね!じゃぁ、明日からよろしくね!」 「うん!バイバイ!」 結衣ちゃんは私の家から近い駅へ向かい帰っていった。 毎日、こうやって結衣ちゃんと帰れるんだ。 なんか嬉しいな♪ でも、なんで私の親のこと聞かなかったんだろう。。。。 不思議と私達はお互いの家族の話はしなかった。