ずっと好きだったんだよ 番外編 ~悠也 side~

みんなが歓談をしている時、俺は席を立ち、お手洗いに行く。

そして、席に戻る前に陽輝達の元へ行った。


「おめでとう」

「あぁ、ありがとう」


陽輝は笑顔で答える。


「なぁ、悠也。ちゃんと考えたか?」

「何を?」

「この間、言った事」


陽輝の言いたい事がわからないでいると、


「奈緒への気持ちだよ」


陽輝は、はぁ、と大きなため息を吐く。


「えっ?だから、奈緒は友達だって……」


何で、哲も陽輝もそんな事を聞いてくるんだ?


「素直になれって言ったのに……」


陽輝はボソッと呟いた。


「えっ?」


俺は、陽輝が何て言ったのか聞き取れなかったから、聞き返す。


「奈緒に彼氏が出来ても、今のお前は祝ってやれるんだな?ちゃんと心から」


陽輝は俺じゃなく、奈緒達の座っている席の方を見る。


「あぁ、そりゃもちろん」


だって、奈緒は大切な友達なのだから。

俺は陽輝の視線の先を見ながら答える。

その視線の先には、佐々木が奈緒達と楽しそう話している姿があった。

佐々木も大学が一緒だったから、今日ももちろん出席している。

そして、奈緒と二人で話している訳ではないけど、佐々木と楽しそうにしている奈緒を見て、俺は何故だかムカついた。