「静かにしろ〜。もうすぐ終わるからなー。はい。そこ!喋るな〜。」

後は、席替えをするだけだ。だんだんとくじの箱が回ってきている。

嗚呼神様。私を1番後ろの窓際へお願いします!!
何故かというと一番存在感を消せるから。
私なんて居てもいなくても同じだし。

そうこうしているうちに
くじが回ってきた。
何か分かんないけどドキドキする。


恐る恐るくじを開けてみると…

「あっ…。」
張り出された座席番号と引いたくじの番号を照らし合わせる。

きっキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
窓際1番後ろ!よし! 神様ありがとう!

とんとん

?誰だろう私の肩叩いたの

振り返ってみると、喋ったことのない男の子だった。(多分クラスの人)

「篠塚さん、席どこになった?」
「窓際1番後ろだけど…なにか?」
「いやっ何でもないんだ。ありがと。」

そう言って男の子はクラスの輪へと帰っていった。

何だったんだろ?

またいつものあれかな。
まぁ、慣れてるけど。