君を想う



ムッとしながらも言われた通りに、コピーをして渡した。



「休めなんて言ってないけど……」




「別に休んでませんよ」


「じゃあ、突っ立ってないで次は纏める――――」

これじゃあ、鬼上司にこき使われる部下と変わらないよ……。


「おい聞いていたか?」


「えっ……」



「えっ、じゃねぇよ。この順番で纏めてけって言ったんだ」

藤崎斗真に言われたように書類を全部纏め終わった。


「藤崎さん出来ました。これでいいですか?」


「おっ、出来たか。これで明日の会議はバッチリだな」

罰として手伝い始めてから、ずいぶんと時間が経ってしまった。
頼まれた書類も10人分出来たし、そろそろ帰ってもいいかな。


「終わったみたいだし帰ってもいいですか?」


「まだダメだ」


「えー、まだ何かさせる気ですか?」


いいかげん帰りたいんだけど。


「今度は何をすればいいですか?」


「そこに、座れ」


言われた場所に座った。


「座りましたよ。それで何をするんですか?」


「とりあえず、そこに座って待ってな」