君を想う



「そ、そうですか……」


怒ってるよね。
せっかく噂を止めてくれたのに悪魔呼ばわりしてしまったし当然か。


「人の事を悪魔呼ばわりして酷くないか?だいたい悪魔のようなってどんな顔だよ?」



「どんなって……」


「ほら、どんな顔か言ってみな」

トーンの低い声に変わった。
今、まさにその顔をしている。



ここはひとまず、謝った方がいいかもしれない。
それから……。


「すみませんでしたっ!!2度と悪魔なんて言いません」


半分ほど食べたお弁当箱を手に脱兎のごとく逃げ出した。


「おいっ……」


更衣室まで来て、やっと息がつけた。
お弁当、半分しか食べられなかったなぁ……。
最近、お弁当の時ってまともに食べれてない気がする。