君を想う


仕事が終わり、六時までにはまだ時間があり暫く更衣室で時間を潰した。


6時少し前に会社を出て公園まで歩き。入り口辺りで立ち。バッグからスマホを出し確認したけど今のところは連絡はなく、もう6時だから多分来る頃だと思い待った。


「藍川さん、お待たせしました」


「仕事の方は大丈夫ですか?」


「キリがついたんで今日は退社してきました」


「そうですか ……田辺さん」


「この間の返事ですね?覚悟はできてます。どうぞ」

「田辺さんが思っていてくれたなんて思ってもみなくて……癒されるなんて言ってもらえて嬉しかったんです。でも、すみません。
私は田辺さんを彼氏としては見られません。だからごめんなさい」


「……多分無理だろうなと予想はしていたんです。でも、覚悟はしていたけどキツイですね」


「本当にごめんなさい」

「もう、いいですから。謝らないでください。謝られると……余計キツイです」

「ただひとつだけ、頼み事があるのですが」

「何ですか?」


「今回の事は忘れて下さい。これから会社に伺う時に気まずくなるのは僕も嫌ですし藍川さんもやりずらいと思うので忘れて下さい」

「分かりました。今まで通りでお願いします」