君を想う


どうして、田辺さんは告白したことまで藤崎斗真に話すの?


映画に行った事や告白されたことを藤崎斗真には知られたくなかった。
何故、話したのか。
勝手に話した田辺さんにイラッとしてしまった。


「藍川、どうなんだ。田辺さんと付き合う事にしたのか?」


「その話しは今、こんなとこで話すことじゃないですよ。それに……藤崎さんには関係ない事です」


「藍川っ」


「あっ。藤崎さんもしかして喫茶室ですか?」


喫茶室に行っていた瞳子さんが戻って来て話しは中断した。


「喫茶室は今、総務が使っているんです。当分空きそうもないですよ」


「そうか、ありがとう宮内さん」


「ちょうど重なっちゃったね。こういうこともあるけど仕方ないわよね。……あっ観月さん!!もう1時?今日は時間が経つのが早いわね」

総務の観月さんが来て。
もうそんな時間かと時計を見たら針はちょうど1時を指していた。

「じゃあ里奈、先に行ってくるね」