君を想う



「里奈ちゃん、ここに入るの初めてだよね?」


「今日で3回目です」


中里さんに言うと、えっ?と驚いた顔で見た。

「ここに来た事があったんだ?」


「藤崎さんのお仕事のお手伝いでコピーとかお掃除をしました」


「コピー?お掃除?!藤崎にやれって言われたの?」

中里さんに「はい」と答えようとしたら。


「藍川、中里達の仕事の邪魔だ。こっち来てろ」


あっ、いけない。私、邪魔になってたよね。


「すみません」


「いいよ。もう終わりだから」

動こうとしたら私を見たことがあると言った方の男性社員が止めた。


「中里、あとは明日でいいよな。帰るか」


「そうだな。藤崎―――――――。里奈ちゃん、僕たちは先に帰るね」


中里さんは藤崎斗真に何か言ったあと他の二人と一緒に帰って行った。