君を想う



「そうなんだ。一緒に帰るったって藤崎は直ぐには帰れないんだろ?」


「もう一度契約をし直して来たから報告書を書いてから帰るつもりだけど」


「その間、里奈ちゃんをずっとここに立たせておくつもり?」


「いや……まだ、中里達がいるから邪魔になるだろ?」


「可愛そうだろ?俺達の仕事はそろそろ区切りが付きそうだから、もう少ししたら帰るよ。
中で待っててもらえば?里奈ちゃん中に入ろうか」


「でも……邪魔しちゃ悪いし……」

チラッと藤崎斗真を見ると渋い顔をしていた。


「いいから、いいから」


中里さんに背中を押されながら中に入ると中に二人人がいた。


「中里、お前な~会社に女の子連れ込むな」


「この子は受付の子だよ。それに僕じゃなくて藤崎が連れてきたんだ」


「藤崎が?へー。受付って言えば前にここにいた宮内瞳子、受付に異動したんだったよな、君、宮内さんと一緒に仕事してるの?」

「はい、瞳子さんと同じ受付です。藍川里奈です、よろしくお願いします」

「よろしく。俺は――――――」


「よろしくね。ん?……うーん……やっぱりそうか、この子見た事あるかも。時々食堂でお昼食べてるでしょ?」

「あっ、はい」


二人の男性社員にじーっと見られて居心地後悪い。