君を想う



「里奈ちゃん、行くよ」

「えっ?」

中里さんに声を掛けられて周りを見回すと私と中里さんしかいなくてすでに他の3人は先を歩いていた。


「すみません」


「いいよ。藤崎には場所は教えてあるし。行こうか」


「はい」

暫く歩き、目的の場所に着くと中に入った。


今日はカウンター席で私は長橋さんの隣で反対隣には中里さんが座り瞳子さんと長橋さんの間に藤崎斗真が座りそれぞれお酒を選んだ。
暫くすると長橋さんは席を立ってお手洗いに行ってしまった。



「残念だな。真樹ちゃんの事良いなと思ったんだけどね。どうも藤崎が良いらしいんだ」


やっぱり。


「という事だから今日は里奈ちゃんに話し相手になって貰って慰めてもらおう」


「……慰めるんですか?」


「もしかして変な事考えてない」

「……中里さんは良く会社の女の子達と飲みに行って時々お持ち帰りするとかそんな話しを人づてに……」


話している途中で恥ずかしくなってきて最後まで言えなかった。

「お持ち帰り?そんな話し誰から聞いたの?女の子達と楽しく飲みに行ってもお持ち帰りしたことはないけど。大丈夫、里奈ちゃんにそこまで求めないから」