潔癖症ヤンキーとペンギン

『い、いや、
それとこれとは全く関係ねぇだろ……。』

意表を突く余りに切実な訴えに
思わず気圧される龍司だが、

『まぁ……、お前、
その辺の学校のトップとも喧嘩しても普通に戦ってるし、
別に右腕に不足はねぇんじゃね?』

と、しばし考えながらも相変わらずのぶっきらぼうな口調でトミーゲイに告げる。

『ま、ま、ま……っ、
マジっすかぁ!?
ほんとの、ほんとに、マジっすかぁ!?』

さっきまで半泣き状態だったトミーゲイの顔が
龍司のぶっきらぼうな言葉で一気に明るくなる。
今度は嬉しさで半泣き状態……。

『いや、そんなん、
嘘ついてどうすんだよ……。』

トミーゲイが自分の言動で大幅に一喜一憂する様子に
くすぐったそうに微かに笑みを浮かべて答える龍司。