潔癖症ヤンキーとペンギン

あきらんは言い直してから少し取り繕うように
ただでさえよく通る声なのに
さっきよりさらに明るく大きな声に満面の笑顔で言った。

『じゃぁ、
さっそく今日あたりペンギンルームに襲撃しちゃおっかな!』

『うんっ、
じゃぁ授業終わったら一緒に行こうね!!』

そんなやりとりがひととおり済んだら
ちょうどチャイムが鳴りそれぞれの教室へ戻っていく。