ーーーあ、遺書…ーーー

そこで遺書の話を思い出し私はベットの下にある封筒を取り出した。

手紙が何枚も入っていた。

「ゆあ。最後まで一緒に入れなくてごめん。いつ死んでも後悔の残らないように前に書いてたんだ。
この手紙を読んでるってことは、俺が死んでるか、死にかけてるってことなんだよな…なんか変な感じ。

俺が死んだら、ゆあは絶対違う人と恋をして、結婚して、子供産んで…そういう幸せな家庭を築いてください。
俺がそうしたいのはやまやまだけど…そういうわけにもいかないらしい。
本当は誰かに大切な奥さんをとられるのなんて嫌だけど…笑
絶対悔いのない人生を送って!
俺は悔いはない。ゆあと結婚して毎日楽しく暮らせたから。
唯一あるとしたら最後まで一緒にいれなかったことだけだな。
短かったけど嬉しかった。
ゆあ。本当にありがとう。」