何も変わらない日々を過ごす。

もうすぐ夏が終わり、余命3年と言われた時から、半分の1年半を過ぎようとしていた。

ピンポーン…ピンポーン。
「あら?誰か来たのかしら。」
そう言ってお母さんが玄関に向かう。

ガチャ。
「こんにちは。突然すいません。」

その声に思わずびっくりする。
「真騎…?」