「僕がこんな体だからですよね。いつ治るかもわからない。いつ死ぬかもわからない。こんな男とは付き合いさせたくなですよね。大事な娘さんなのに。」

「いえ、そんな。まきくん、違うのよ。まだ早いかな?って思っただけ。」

ううん、俺が心臓病だからだ。
ゆあのお母さんの顔を見てすぐにわかった。

「なんで?!早くなんてない。周りの子もみんな付き合ってるよ。私はお母さんに反対されたって構わないから。じゃあまた明後日ね、」

そう言ってゆあは帰った。